©Sammy ©武論尊・原哲夫/NSP 1983. ©NSP 2007 版権許諾証YGL-126
スロットで一時代を築き上げた大人気コンテンツ北斗の拳の5号機AT機「北斗の拳 転生の章」
通常時はあべしカウンターというこのコンテンツでしか許されない名称のカウントを貯めてATに当選させるというシンプルなゲーム性となっていました。
(スイカからの直撃もないことはない)
また、ATもゲーム数の上乗せやセットストック等なく、セット毎の自力継続抽選だけというとてもシンプルなものになっています。
そんなシンプル尽くしのスロットでしたが、
シンプルに万枚出る
という凄まじい機種でもありました。
そんな玉ゲーの始祖とも呼べる本機を語りたい!!
ゲーム仕様
ゲーム性:ATのみ(純増2.8枚)
1セット40ゲームのATを繰り返すゲーム性
(継続率管理の上位ATもあり)
基本的なゲームの流れ
規定あべし到達でAT当選を目指す
(1ゲームにつき1あべし増加、あべしの加算ゾーンあり、スイカでの直撃抽選もあり)
↓
AT「闘神演舞」1セット40ゲーム
消化中に子役で勝舞玉獲得抽選を行う。
↓↑
AT「神拳勝舞」
「闘神演舞」終了後に突入する。勝舞玉1個につき1ゲーム消化でき、毎ゲーム毎子役にてセット継続抽選を行う。勝舞玉がなくなったらAT終了。
(勝舞玉1個の継続期待度約25%、残った勝舞玉は次セット持ち越し)
「闘神演舞」「神拳勝舞」共に継続率管理の上位AT「特闘」の突入抽選あり。
北斗の拳 転生の章のすごいところ
■AT中は子役に設定差がない
通常時は強チェリー、弱チェリーに設定差があります。これは高設定ほど強チェリー確率、低設定ほど弱チェリー確率が高くなっていますが、AT中の一部の弱チェリーは「中押しチャンス」にて強チェリーに変換されるため、強チェリーの出現に設定差がありません。
また抽選内容にも設定差がないため、AT中については設定差がありません。
■拳に力を(レバーにちからを)
継続抽選については継続抽選中に引いた子役を参照して行われますが、子役の設定差がないため完全に己のヒキになります。
要するに、ATには一切の設定差がなくセット継続を自力で掴み取るだけというドシンプルなゲーム性になっているので、当たりさえすれば己のヒキのみが試される台となっていました。
北斗の拳 転生の章を語りたい!
■低設定地獄説
AT中に設定差がないため、
低設定が激重になっています
またATの当選についてはほとんどが規定あべし到達になるので、レア子役を立て続けに引いたからすぐに当たるということもありません
もちろん、レア子役からあべし増加ゾーンである「天破の刻」突入もありますが、これもそこそこ厄介な存在で
中途半端にあべしを貯めると当たるまでやめられない
という地獄が待っています。本機は規定あべし1000あべし以上は普通に選ばれるので、中途半端な気持ちで打つことが許されません。
まさに死闘なのです
■AT最初の1~3セットで全てが決まる
AT突入時の勝舞玉は基本的に2個となっているので、序盤のセットで勝舞玉を貯めることができなかった場合、AT駆け抜けで終了することがほとんどになります。
いかにスタートダッシュを決められるかが、この台で出す上では最も大事なことでした。
■「エコなケンちゃん」という単語
「神拳勝舞」で勝舞玉をあまり使わず継続抽選を通すことを
エコなケンちゃんと呼んでいました
(呼んでいましたよね?)
勝舞玉を燃料と見立てて、いっぱい使ってしまう燃費の悪い北斗神拳伝承者の対比としてよく言っていましたが、
よくよく考えるとすごい単語
だなと今になって思います。
最後に
本機のキャッチフレーズでもある「拳に力を(レバーに力を)」通り、継続抽選のレバーには誰しも気合を入れていました。
ただ
これでもか、っていうぐらいの強打はよくない
コンセプト通りではあると思いますが、もうちょっと優しくレバーを叩いてあげてもよかったのではないかと思います。(特にご年配のおじいちゃん)
また「神拳勝舞」中、ケンシロウのお尻が映ったタイミングでレバーを叩く、MAXBETを7回押してからレバーを叩く、サウザー・シンが続いたら一旦テンポを遅らせてレバーを叩く、などなど
色々な攻略打法が生まれました
(効果は不明…)
まぁ、強打するくらい力を入れられたり、様々なオカルト攻略法が生まれるのはそれだけ人気のあった裏返しでもあると思います。
ということで(?)この名機の格言で締めたいと思います。
「倒したらすぐ刺す!」
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